前回の記事で「絞り」と「シャッタースピード」にふれました。
いろいろ撮ってみると、上手くいかない時があると思います。
室内で撮ると、シャッタースピードが長くなって手ブレしてしまうケースなどありませんか?
はじめについてるキットレンズだと、絞りを一番開けてもだいたいF3.5くらいだと思います。
少し暗い室内で撮ると、適正な露出にするためシャッタースピードを長くして光を取り込まないといけなくなるのです。
撮った写真をモニターで確認すると、ブレブレであからさまに失敗写真ってのが出来上がると思います。
じゃあ、どうしたらいいのか?
答えは・・・
【ISO感度】を変えよう
ISO感度とは?
デジタルカメラの場合、ISO感度とはデジタルカメラが光をとらえる能力を表す値です。
デジタルカメラは、撮像素子に当たった光を電気信号に変えて処理します。Nikon公式サイトより
簡単に言うと、数値を上げれば上げるほど光をとらえる力が増すので、「シャッタースピード」が早くなるということ!!
ISO100で撮影したら、シャッタースピードが遅くて手ブレしちゃうよーという時はISO200にすると感度が2倍なのでシャッタースピードは半分になります!すごい!!
じゃー、じゃんじゃんバリバリ上げて撮ったほうがいいじゃん!となりますよね。
でも、そこには落とし穴がありまして・・・・。
ISOを上げ過ぎると「ノイズ」が多くなる。
シャッタースピードは稼げる分、デジタル的に感度を増幅してるのでノイズも増幅します。
なんかザラザラしてるなーと思ったら、ISO感度上げすぎだと思います。
ちょうどいい所を探しながら撮影してみてください。
ちなみに参考までに上げておきます。
↑これは【ISO100】で撮った写真です。
ちょっとズームして撮ってるのでF値が5.3でシャッタースピードが【2秒】となります。
2秒は手持ちじゃ完全にブレブレですね。これはテーブルに置いて撮ってます。
続いて・・・
↑【ISO200】です。全然パッと見は何も変わらないですね。
F値は同じく5.3でシャッタースピードが【1秒】になりました。
たしかに半分になったけど、1秒じゃまたブレブレですね。
じゃー、少し飛ばして次は・・・
↑【ISO1600】まで上げました。
よーーーく見ると少しザラザラしてるなーってかんじですね。
F値は同じく5.3でシャッタースピードが1/8になりました!
1/8でも手持ちはきびしいですがね・・・。
ではMAXまで上げると・・・
↑MAXの【ISO25600】です。
さすがにザラザラ感すごいですね。
でもシャッタースピードが1/125までかせげます。手持ちでもこのくらいあれば問題ないでしょう。
でもこの画質じゃ・・・。
【結論】
上限としては【ISO1600】くらいが許容範囲ではないかと。
手ブレしないように壁で支えたり、しっかりホールドしたりしてなるべくISOに頼らないようにする。
どうしてもな場合は三脚や何かに置いて撮影する。
以上です。
便利な機能ですが、用法用量を守って正しくお使いくださいというかんじですね。
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